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日本の女性が、下着をはくようになった理由とは?

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最近では女子用の「ふんどし」も流行っているようですね。ふんどしは風通しもよく、締め付けないので、女性の下着としても良い!という話。プレゼントとしても喜ばれるようです。それにしても日本の女性は、いつから現代のパンツのような下着をはくようになったのでしょうか? 今回は、そんなエピソードです。

着物から洋服へと変わっていった、日本人の服。
明治に入って洋服を着る人が少しずつ増えたものの、1つだけ、なかなか定着しないものがありました。
それは……「下着」です。

江戸時代まで、男性は下着としてふんどしを着けていました。
では、女性は?というと、実はパンツのような下着ははいていなかったと言われています。
腰巻や襦袢は巻いていたものの、あとは何もつけず。
それが当たり前だったのです。
明治に入っても、西洋風の下着は存在したものの、なかなか浸透しませんでした。
体を締め付けるし、今までどおり何もつけないほうが快適だったのかもしれません。
ですが、あるとき、日本女性が下着を身に着けようと決心する、決定的な事件が起こります。

それは、昭和7年に起こった「白木屋の火事」。
かつて東京市の日本橋にあった日本橋白木屋百貨店……後の東急日本橋店(1999年に閉店)で、歳末の大売り出しの時期に、大きな火災が起きたのです。
逃げ惑う従業員やお客たち……。
若い女性たちもロープや命綱を使って建物の上から降りて来ましたが、風が吹くと着物がめくれ、下半身があらわになってしまいます。
それを必死に片手で抑えているうち、片方だけでは体重を支えきれなくなり、地上に転落してしまったのです。
下着をはいていないため、着物がめくれる羞恥心から負傷したとも言われた女性たち。
このことは、世間に大きな衝撃を与えました。
有事のときのために、下着ははいておくべきだ。
そんな教訓が、この火災をきっかけに叫ばれ、下着は重要だと考えられるように。
その後、日本女性に定着するようになったのだそう。

意外な事件から広まった西洋風の下着。
どんなことにも、きっかけというものはあるんですね。

なるほど。勉強になりました。(笑)

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